世の中の真理の一つに「トレードオフ」というものがある。
お金を払えば、タクシーが使えて時間も体力も温存できる。
歩いていけば、時間も体力も使うがお金は使わずに済む。
トレードオフとは、片方を手に入れようとすると、もう片方が手に入らなくなることだ。
これは人生を逆転しようとする際にももちろんあてはまる。
勉強で人生逆転するために失うもの
非進学校から難関大学の合格を手に入れようとすると、失うものはたくさんある。
- クラスメイトと休日に遊ぶ
- 部活動仲間と夕方にコンビニで駄弁る
- 漫画やゲームに耽る
- SNSやYouTubeで面白い投稿を見る
- 周囲と同じ価値観で過ごす
これらを捨ててもいいと思えるなら、受験に挑戦する権利があると個人的には思う。というよりも、勉強に本気になればなるほど、自然とこれらに時間を使いたいと思う気持ちが薄まっていくことに気づくんだ。
そしてそのうち、周りの同級生が手にしているものを捨てて、別のものを追い求めている自分に酔ってくる。「酔ってくる」はちょっと言い方が悪かったかもしれない。「自分に期待できるようになる」と思ってほしい。
時間の使い方を振り返ろう
クラスメイトと放課後コンビニで駄弁るような典型的な青春の1コマや、勉強の前にちょっと読もうとした漫画に何時間も吸い取られるようなよくある怠惰なシーンを思い浮かべてみてほしい。それらに対して自分がどう思うかは、人生を変えていくことにどれだけ本気になっているかのバロメーターにもなるんだ。
ゲームをしたいと思うのは、自分を変えてやろうという気概が足りないのかもしれない。
ついついスマホを触ってしまうのは、勉強に本気になりきれていない証なのかもしれない。
そんなふうに、ふとしたときに自分の行動を振り返ってみよう。そうして危機感を持ったのなら、変わるチャンスはまだある。変わるのはしんどいが、変わろうともがいている自分に酔ってしまおう。それに、変わろうと行動するキミを、ぼくはとてもかっこいいと思う。
しょうもない人間になるな
それでも目の前のキラキラした青春を手に入れたいという気持ちが消えないキミには、こんな話をしておこう。
- 現状に不満があるのに変える行動をしない人は、過去のことばかり話したがる
大学生になると成人式や同窓会で早くもそういう人を見かけることが増えてくるらしい。キミが二十歳を超えてなりたい姿は過去の青春に一生すがる人?それとも、大学生活を謳歌し明るい未来を語る人?